七時雨山荘周辺には、車で7km以上走らないと民家や施設がなく、
冬になると豪雪地帯のため道路が閉ざされます。
なぜ、七時雨山荘以外に施設や家がないのか。
それはここが魅力がないからではなく、
むしろこの牧歌的な風景を守るために
たくさんの人が動いた結果が
今の七時雨の風景となっています。
バブルの頃には、
大手不動産会社から
大規模リゾート開発の話が上がり、
開発計画が作られました。
当時の計画では、七時雨山頂にレストラン、スキー場を作り
ゴルフ場や別荘地、ペンション村、ドイツ風の城やフランス風の城などが
作られる計画だったとのことです。
その計画に対し、
七時雨山荘の牧歌的な自然を愛する方々が
守ろうと動いた結果、
現在の自然風景を残せるようになりました。
そのおかげで
今も、あの頃と同じ、七時雨があります。
今も昔も変わらない、
穏やかな七時雨で
日々の日常から離れ、
自分と対話する時間を持っていただけたら幸いです。